不軽山 荘厳院 香仙寺

二十六夜尊法要


二十六夜尊は浄土宗第七祖、了誉聖冏禅師の御忌法要で、学問にたけた上人は浄土宗の教義を確立され、五重相伝の基礎を完成されました。その御徳を偲び法要が執り行われます。

聖冏禅師が遷化された九月二十六日の二十六をとり、二十六夜尊と呼ばれるようなりました。初夜・昼夜・後夜と年に三回、聖冏禅師ゆかりの寺院にて執り行われています。

初夜は常陸大宮市誕生寺、中夜は那珂市瓜連常福寺、後夜が常陸太田市松栄町香仙寺となっています。
また、聖冏禅師は佐竹の乱を避けて香仙寺直牒洞にこもられた際、食物として干し柿やシイの実等を食され、飢えをしのいだと言われています。そのシイの木は現在も香仙寺境内に現存しています。
食されたとする柿の木の何代目かも現存しています。 そして、二十六夜尊法要の際必ず柿の実を供物として、お供えするようになりました。

戻る